「便利屋さんって、今どれぐらいあるんでしょうね?」
ホームページ制作会社・F社は、親しみやすさがウリだったそうです。
それが口コミで評判になり、いつの間にか、町の小さな会社などからの受注がどんどん増えてきたとか。
「注文が多いのはうれしいことなので、最初のうちは、少し舞い上がっていました」
F社社長のヤマナカさんは、おじいちゃんっ子だったこともあって、
気さくで豪放な町工場の社長などを見ると、特に親近感を覚えていたのだそうです。
「町工場の社長って、気の良い人が多くて、ちょっとお手伝いすると、お小遣い程度のお金をくださるんですよね。そうなると、もっとサービスしなくちゃ悪いような気になってしまって……」
苦笑いするヤマナカさんです。
最初のうちは、「ちょっとお使いを頼まれてくれんか」などという簡単なことから始まったそうです。
ホームページ制作に関する相談をするために、クライアントを訪れる前に、訪問する旨の電話を入れると、F社の近所にあるお店でしか買えない部品を買ってきてもらえないかと頼まれたんだそうです。クライアントを訪ねる前に、ちょっと買い物をするくらいなら、大した用事でもないと考えたヤマナカさんは、軽い気持ちで了承し、買い物を済ませてから工場を訪ねたんだそうです。
「喜ばれましてね」
簡単な謝礼までもらったそうです。
しかし、それからが悪かった。
最初は、F社の近くでしか買えないものだから、という理由だったのが、だんだん、訪問の際には何か買い物をしてから行くという習慣になってしまったんだそうです(-。-)
そしてそのことまでが口コミに……。
「今では、肩たたきまでさせられてます」
便利屋さんでも、そこまでやるんでしょうか(^^ゞ??